分子栄養学実践講座第11期 テーマは不妊治療、女性ホルモン
今日の分子栄養学実践講座 第11期の講座は、不妊治療の話が多かったです!
今日の覚書は以下の通りです。
1.自律神経優位→副腎疲労→甲状腺機能低下
●自律神経と体性神経(体の反応。びっくりした、など)は別々だが、時々交差し、つながってしまうことがある。大事なのは、つなげないための「鈍感力」
●副腎疲労の人は、自律神経が優位、高ぶった人に多い。
●自律神経が緊張した副腎疲労重症者は、マルチタスク(切り替えが早く疲れる)をこなす人に多い
●元気を出してくれる副腎ホルモン「コルチゾール」。日中変動する。朝が一番高い。
●副腎は、ストレスがあると腫大する。しかしビタミンCを摂取すると腫れない
●副腎髄質は、脳下垂体のホルモンコントロールではなく、自律神経の電気インパルスでコントロールされる
●治療では、腸・炎症の改善→デトックス→ホルモン(コルチゾール→甲状腺ホルモン→性ホルモンの順)→エネルギー→脳の順で良くなっていく
●甲状腺ホルモンは、ミトコンドリアの機能を表す
●甲状腺ホルモンを作るのに、温度(体温)、鉄、セレニウム、コルチゾールが関わる
●甲状腺機能が落ちると、高プロラクチンの状態(おっぱいが出ている状態。授乳中、妊娠しないようにするため排卵が抑えられる)。=不妊になる
●婦人科疾患は、女性ホルモンの代謝(流れ)を正常化することが大事
2.女性ホルモン
●子宮内膜症の根本原因は、内分泌かく乱物質と炎症とエストロゲン(環境エストロゲン:重金属、ダイオキシン、有機汚染物質、フタル酸エステル、米国製牛肉、牛乳。。などから取り込まれる)
●「コルチゾール・スティール(コルチゾールの原料のコラーゲンが他のホルモン生成に使われ、コルチゾールの量が減る)」が起こった場合、女性ホルモンも一緒に下がり、月経不順、性欲減退が起こる
●副腎で作られたホルモンを女性ホルモンに変換するのは、脂肪組織にあるアロマターゼ。閉経後も副腎ではホルモンが作られるため、脂肪が多いとたくさんんの女性ホルモン作られ、それが余って、乳がんのリスクが高くなる。
3.不妊治療について
◆8組に1組が治療中。18人に1人が体外受精で生まれる時代
◆妊娠のピークは20代後半~30代。40歳で妊娠率50%に下がる。しかし日本では不妊治療を始めるのは30代後半からが多い。遅すぎる
◆不妊治療の際、病院を変え、異なる培養液で刺激を与えることも大事
◆卵子をあたため、ヒートショックプロテインを与える、ミトコンドリアを移植する、などを行うクリニックもある
◆不妊治療に来る患者は、「早く妊娠したい」と言ってくるため、じっくり体調を治している時間がないが、まずは食事・栄養で、本人の体を変えることが大切。しかし、多くの患者が、食事で自分の体が変わるということをなかなか理解しない
◆卵子は一番大きな細胞。食べ物、栄養に大きな影響を受ける
◆カゼイン、脳のレセプターに関係し、良くない。グルテンも甲状腺機能を落とすので、抜く
◆甲状腺機能が落ちている場合は妊娠しない
◆糖化も問題、茶色く糖化した卵子が見つかったという話もある
◆赤ちゃんから150種類の化学物質が検出され、50年以上前のものも含まれており、世代間で引き継ぐことがわかった、という論文もある=デトックスが重要
◆抗酸化、抗炎症も重要、水素が効果的。
◆生物の2大命題は、「個体保存」と「生殖」。「現代の栄養失調」などで体が危機状態にある場合、個体保存が優先され、生殖は後回しになる。全体を良くしなければ、不妊は治療できない
◆妊娠がゴールではない。出産後の母体と胎児が重要!
4.ファスティングの重要性
●ファスティングは、自律神経を緩和させる!
●甲状腺ホルモンは水銀の影響を受けやすい。まずデトックス!
本日もすごく勉強になりました。。
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