分子栄養学的安心の食べ方2018.12.06

デカフェ、カフェインレスコーヒーで満足♡　カフェのカフェイン抽出法

みなさん、コーヒーは一日何杯飲んでいますか？
私は、以前は一日2~3杯は飲んでいたと思います。
でも今は、ファスティングをするようになり、分子栄養学を勉強したことで
デカフェ・カフェインレスのコーヒーしか飲まなくなりました。

1.　コーヒーのカフェイン含有量

コーヒーのカフェイン含有量を調べてみると、以下の通りでした。
コーヒー（コーヒー粉末より抽出）：60 mg/100 ml
インスタントコーヒー(顆粒製品)：57 mg/100 ml
玉露：160 mg/100 ml
紅茶：30 mg/100 ml
煎茶：20 mg/100 ml
ウーロン茶：20 mg/100 ml
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料（清涼飲料水）：32 ～ 300 mg/100ml
（食品安全委員会最終更新日：平成 30 年 2 月 23 日資料より）
カフェイン含有量は玉露が一番多いのですが、コーヒーは紅茶の2倍、煎茶の3倍ですね。

2.　カフェインの悪影響

一日のカフェイン摂取量は決められているわけではありませんし、個人差もありますが、
分子栄養学的には、カフェインは「ドーピング」と見なします。
一時的には「適量摂取することにより頭が冴え眠気を覚ます効果が有る」のですが、
ドーピングを過剰に行ったり、一定量を長期的にし続けるとどうなるでしょう。。想像できますよね。
食品安全委員会の説明にもこう書かれています。
「過剰に摂取した場合の一般的な急性作用は、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気をもたらすこともあります。
また、ニュージーランド第一産業省（MPI）は、長期的な影響としては、
・肝機能が低下しているヒトなどの一部において、コーヒーの摂取と関連する高血圧リスクが高くなる可能性がある、
・特にカルシウム摂取量が少ないヒトがカフェインを摂取した場合、カルシウムの体内からの排出率を増やすので、骨粗しょう症の発症の原因となる可能性がある
・妊婦においてカフェインの摂取により胎児の発育を阻害する可能性がある
と指摘しています。」

3.　デカフェ、カフェインレスでいいじゃない？

私がコーヒーを飲みたいときは、
◆あのローストした香りを楽しみたい
◆コーヒーの味が好き
◆ハーブティーや日本茶に飽きた
などなど。。味に関する気持ちが強いのです。
別に、「カフェインを欲している」わけではない、と、ファスティングでカフェインを抜いて気が付きました。
初めてのファスティングの後は、まだその意識がなかったため、ファスティングが終わって回復食4日目から解禁のコーヒーを飲み始めましたが、くらっときました。
それに気が付いてから、ずっとコーヒーをひかえてきましたが、
最近、あの味が恋しくて、デカフェ、カフェインレスを探すようになりました。

4.　カフェのデカフェ、カフェインレスコーヒーの製造方法

【スタバのカフェイン抽出法】
最近は、スターバックスが安心で美味しいため、私はスタバのデカフェを週1回いただいています。
お店でカフェインの抽出方法を尋ねても、きちんと答えてもらえなかったので、お客様相談室に電話して確認しました。
①生豆からシルバースキンや汚れを、超純水とクリーナーで除去する
②蒸気と超純水を使って湿らせる
③豆をカフェイン抽出コンテナで、二酸化炭素と超純水を循環させ、生豆からカフェインだけを除去する
④規定の抽出時間が過ぎたら、豆を乾燥させる
⑤減圧室で、水からカフェインを除去する

「溶媒などの薬剤は使っていない、水と二酸化酸素による、安心安全の抽出法です」とのことでした。
これで、99%のカフェインが除去されるそうです、すごいですね。
ちなみに、除去されたカフェインは再利用されるとのこと。どのように再利用されているかは不明、とのことでした。
私はここで、「苦味も酸味も残っていておいしいのですが、それらを再度豆に戻す、という行程もあるといいますが、それはやってらっしゃいますか？」と聞きましたが、そこまではやってないのでは、との返答でした。
もし戻しているとすれば、水からカフェインを取り出すときに薬剤を使う場合もあるらしいので、それもなさそうで安心しました。
それにしても、味は普通のコーヒーと変わらないくらい美味しくて、満足します♡

【ドトールのカフェイン抽出法】
こちらもお店で聞いても、「わかりません」との返答だったので、電話でお問い合わせしました。